エンジニアによくある苦労として、「覚えることが多くてたいへん」ということがよく言われます。まず、プログラミング言語の習得はエンジニアになるための第一歩です。
これからエンジニアを目指す人の場合、プログラミング言語は完全にマスターすべきと気負う傾向がありますが、いくら完全を目指してもなかなかうまくいかないのが現状です。そのために壁にぶつかり落ち込むこともあるでしょう。しかし、最初から完全を目指す必要はありません。
そもそもエンジニアとして実際に活躍している人でも、プログラミングやITに関して完璧に熟知しているという人はいません。日進月歩で進化する分野ですので、日々新しいものが生まれます。そのため、現役で活躍するエンジニアにとっても知らないことは山ほどあるのです。
したがって、知らないことがあるからといって、いちいち壁に感じていてはやっていくことができません。知らないことがあればその都度調べる、そして、積み重ねた知識と経験から未知のことについて予測できる能力を養うことを目指しましょう。
また、エンジニアの感じるギャップの一つに、思うように評価されないことが挙げられます。頑張ってスキルを身につけたのに成果が出ないと悩む人も多いです。しかし、エンジニアの世界はそう簡単に成果が出るものではありません。
地道な努力を続けて、数年かけてやっと成果が出るような世界です。したがって、始めてすぐに成果が出ないからといって落ち込むのではなく、時間がかかるのは当たり前と捉え、何年かけてもやり抜くという姿勢を持ちましょう。